最終更新日:2024年12月1日
Cambridge大学へ提出したもの全て公開
ここのページでは、Cambridge大学に実際に出願した願書(Statement of interest)とその他資料、スケジュールや出願のコツを全てご紹介します。
志望動機エッセイ(Statememnt of interest/purposeの)とCVを書くコツ
志望動機エッセイ(Statememnt of interest/purposeの)とCVを書くコツ
志望動機を書くときのポイント
次のポイント1~3をしっかりと書いて自分の過去から将来像までを具体的に大学院に伝えます。
キャリアゴール(ポイント1)→ 現在の課題&必要な知識/やスキル(ポイント2)→ 過去の実績と成果(ポイント3)の流れで書きます。
ポイント1:未来
自分が大学院進学を通して、その後のキャリアで最終的に何を成し遂げたいのか(将来の目標:キャリアゴール)を具体的にしっかりと書く。
全ての会社や団体は何らかの形で世の中に貢献しています。つまり、その中で働いて、自分のキャリアゴールを達成することはおのずと社会に貢献するということになります。
決して大きなことを成し遂げる(非現実的な)壮大なキャリアプランを書くのではなく、大学院での学びをどのように自分なりに社会に活かせるのか、あなたに学ばせる価値を大学側に伝えることが必要です。
キャリアゴールをしっかりと書くには、今後将来なにをしたいのかしっかりと自己分析をすることが必要です。
ポイント2:現在
現在の課題とその課題を解決するのに必要なスキルや知識を明確に書きます。
「大学院で学ぶことを必要としている=現在の自分のキャリアの途中で課題が見つかった」ということです。大学院への志望動機は、簡単に言えばその課題を(将来)解決するためです。自分のキャリの途中でどのような課題に直面しているのか具体的にしっかりと書きましょう。
そして、その課題を解決するのにどのような知識/スキルを大学院のコースを通して得たいのかを書きます。具体的に、大学院のコースのどの授業が自分の課題の解決に使えるのかまで書きます。
ポイント3:過去
これまでのキャリアでの実績をしっかりとアピールします。
決して自分を偉人のようにすごいことを成し遂げたとアピールする必要は全くありません(逆効果です)。今までに地味でもいいので仕事で成し遂げたことや少しでも関わったこと、自発的に取り組んだことなど、些細なことでもいいのでしっかりとアピールします。
志望動機を書くときの準備
シラバス
志望する大学院のコースのシラバスは熟読します。
自分のキャリアゴールを達成するのにその大学院のコースがぴったりであることを書くのに、その大学院のコースの内容を把握するのはMustです。
多くのコースで必須科目(Compulsory Modules)と選択科目(Optional Modules)があり、特に必須科目は自分のキャリアゴールにどう役立つのかを志望動機に書くことが大切です。(志望動機を書くときのポイント2参照)
採点・評価項目
大学によっては志望動機がどのような項目で審査/評価されるかが書いてあります。このポイントは絶対に抑えてください。
自分の想いは率直に伝えつつ、大学側が求める人物像(=志望動機の審査項目)に合わせて書くことが大切です。
CVのコツ
とにかく簡潔に書く。余白が大切です。CVは読むものではなくて見るものです。
何百人という志願者のCVを見る側の立場に立って、相手に読ませることなく、一瞬で”見て”自分の経歴が分かるCVにする。(自分が書いたCVでも文字数は多い)
CVのブランクフォーム(Wordファイル)はこちらからダウンロードできます👇👇👇
実際にケンブリッジ大学に合格した書類
出願学科
大学院出願スケジュール
Application:2022年12月23日
Interview: 2023年5月17日
Conditional Offer:2023年5月30日
ケンブリッジ大学院 GPA
大学(国内国立大学)のGPAは3.381でしたのでCVのEducationに正直に記載しました。
GPA自体はCambridge大学のホームページには以下のような記載があるが参考程度で留めて差し支えないと思われる。また日本特有の偏差値による大学のランキングなどは全く関係なく、たとえFラン大学であっても上位のGPAであれば合格できる可能性は大いにある。(大学名ではなく何をどれだけ真剣に勉強してきたかが大切)
ケンブリッジ大学の場合、以下のページで日本の大学では上位大学(Prestigious University)の場合GPA GPA 3.5/4、その他の大学ではGPA 3.8/4程度がUniversity Minimum Requirementと書かれている。
もしGPAの数字がこの基準より低くても学科の中で上位2位や3位など相対評価で優秀な学生であったことが証明できる書類(学年/学科内での順位が記載された書類)を大学に発行して貰えるのであれば提出する価値はある。(GPAの算出方法は大学によって異なる)
オンラインフォームPDFアップロード
Two academic references
推薦書(大学教授1名、会社マネージャー1名:オンラインフォームにEmailなどを入力)
Transcript
大学の成績証明書 (PDFをアップロード)
Evidence of competence in English
IELTSスコア
CV/resume
オンラインフォーム入力内容
Career goals (1000 characters including spaces)
Statement of interest (5000 characters including spaces)
Proposed title(s) of research
Summary of proposed research project (1500 characters including spaces)
Research experience (optional, describe any research experience you may have, 1500 characters including spaces)
インタビューに向けて
難しい質問(例えば:都会の公園に価値を価格で表す方法は?)は教授の専門分野からきていることが多く、ヒントはその論文に書いてあることがある。
日本人によくある下手に出る対応は絶対にしない。相手がどんな権威のある教授であっても対等な立場にいる気持ちで自分の想いを伝える。