最終更新日:2024年12月6日
IELTS 31回の結果を全て公開します!
“TOSHI’s IELTSは、6.0→(3週間)→6.5→(3週間)→7.0→(半年)→7.5→(3ヵ月)→8.0と10ヵ月で6.0から8.0にスコアアップさせたIELTS攻略法を全て紹介”、、、すみません。ものすごく簡単に8.0まで上げたように書いています。正直この10ヵ月でIELTS 18回受けました。そして、そこからケンブリッジ大学が要求するスコア(L/R/W/S 各7.0, Overall 7.5)を達成するまでにさらに13回受けました。合計で1年3ヵ月(15カ月)で31回の受験となりました。
このページでは31回のスコアを全て紹介したいと思います。(フルタイムで働きながらの31回受験は本当に過酷でした)
連続して受けまくることが必ずしも得策ではありません。試験を受けずにじっくりと対策をする時間は必ず必要です。
このページでお伝えしたいことは、IELTSで目標ハイスコアを達成するために必要なことは、ただ諦めないことです。そして毎回試験ごとに毎日の勉強、試験当日のコンディションや時間配分を良いところも悪いところも反省し続けることが必要です。
世界トップレベルの大学/大学院へ進学する程度の目標であれば必ず達成できます。生まれつきの素養など関係なくただ勉強すればいいです。ただし、睡眠欲<食欲<<<<<IELTSスコア欲のレベルでスコアを取ることにストイックになる必要はあります。
以下31回受験のスコアと振り返りです。(赤は7.0を超えた回です)
6.0→(3週間)→6.5
Listening | Reading | Writing | Speaking | Overall | Average (L+R+W+S)/4 | Total (L+R+W+S) | |
1 | 6.5 | 6.0 | 6.0 | 5.5 | 6.0 | 6.00 | 24.0 |
2 | 6.0 | 6.0 | 6.5 | 6.5 | 6.5 | 6.25 | 25.0 |
初めての受験、Reading時間内に解ききれず、Writing同じ構文の繰り返し、Speakingなにを話していいか分からず、典型的な初受験者あるあるでした。2回目ですこし慣れてとくにSpeakingは緊張が和らいだのがスコアに出ています。
6.5→(3週間)→7.0
Listening | Reading | Writing | Speaking | Overall | Average (L+R+W+S)/4 | Total (L+R+W+S) | |
3 | 7.5 | 7.0 | 6.0 | 7.5 | 7.0 | 7.00 | 28.0 |
3回目は、Listening/Readingを中心に公式問題集で問題形式に慣れることに重点をおいて勉強。1回目、2回目、3回目と順調にスコアが伸びたのでこのままWritingだけ勉強すれば目標達成は目前と少し余裕になったが、この後の過酷な道のりをまだ知る余地はなかった。。。
7.0→(半年)→7.5
Listening | Reading | Writing | Speaking | Overall | Average (L+R+W+S)/4 | Total (L+R+W+S) | |
4 | 8.0 | 6.0 | 6.5 | 5.5 | 6.5 | 6.50 | 26.0 |
5 | 7.0 | 6.5 | 7.0 | 6.5 | 7.0 | 6.75 | 27.0 |
6 | 7.5 | 5.5 | 6.0 | 6.5 | 6.5 | 6.38 | 25.5 |
7 | 7.5 | 7.0 | 6.0 | 6.0 | 6.5 | 6.63 | 26.5 |
8 | 7.0 | 6.5 | 6.0 | 7.0 | 6.5 | 6.63 | 26.5 |
9 | 7.0 | 5.5 | 6.5 | 7.0 | 6.5 | 6.50 | 26.0 |
10 | 8.0 | 6.0 | 6.0 | 7.0 | 7.0 | 6.75 | 27.0 |
11 | 6.0 | 7.0 | 6.5 | 6.5 | 6.5 | 6.50 | 26.0 |
12 | 8.0 | 8.0 | 6.5 | 6.5 | 7.5 | 7.25 | 29.0 |
1回目~3回目は、L/R/W/Sの各パートで反省点や勉強法を意識することなく受験したが、試験に慣れたことで自然とスコアが上がった。しかし、4回目~12回目では、それを続けていても偶然どれかのパートはポンとスコアがでても、目標スコアには到達できないと実感した。L/R/W/Sで戦略的な対策の必要性を実感した。
以下L/R/W/Sで振り返ってのこの期間の勉強方法や反省点👇
Listening
公式問題集を毎日ディクテーション、シャドーイング、リプロダクションのトレーニングの繰り返し。その成果がでており4回目から12回目Listeningは安定して7.0は最低とれている。トレーニングを続ければスコアが最も安定しやすいことを実感。
Reading
Readingは問題タイプを意識しないで公式問題集をただ解いて正当数の上下に一喜一憂する自己満足的な勉強だった。Listeningと同じように毎日精読・速読の練習をしてもスコアは伸びない。問題タイプを意識して苦手なタイプを克服することの必要性を知ったのが10回目-11回目の付近。
Writing
終わってみて振り返ればレッスンを受けていたネイティブはIELTS Writingの採点ポイントを全く知らない先生であった。ただ自分の得意な書き方で書いて、ネイティブが文法的なミスを指摘するだけだった。IELTS Writingの正しい書き方を知ったネイティブでないとスコアアップへの適格なアドバイスができない。
Speaking
SpeakingとWritingは同じネイティブの先生にプライベートレッスンをお願いしていたが、Writingと同様にIELTSを知らないただの先生だったので、スコアに直結しないアドバイスばかりだった。ただおしゃべり英会話の延長でIELTS Speakingでハイスコアは取れない。
7.5→(3ヵ月)→8.0
Listening | Reading | Writing | Speaking | Overall | Average (L+R+W+S)/4 | Total (L+R+W+S) | |
13 | 7.5 | 7.0 | 7.5 | 6.5 | 7.0 | 7.13 | 28.5 |
14 | 7.5 | 7.5 | 6.5 | 6.0 | 7.0 | 6.88 | 27.5 |
15 | 6.5 | 7.0 | 7.0 | 6.5 | 7.0 | 6.75 | 27.0 |
16 | 7.0 | 7.5 | 6.5 | 6.0 | 7.0 | 6.75 | 27.0 |
17 | 8.0 | 7.5 | 6.5 | 7.0 | 7.5 | 7.25 | 29.0 |
18 | 8.5 | 7.5 | 6.5 | 8.5 | 8.0 | 7.75 | 31.0 |
Reading・Listeningがほぼ毎回7.0以上で安定することによって、Overallで7.0を切ることはなくなった。
以下L/R/W/Sで振り返ってのこの期間の勉強方法や反省点👇
Listening
引き続き公式問題集を毎日ディクテーション、シャドーイング、リプロダクション。15回目の6.5は前日の仕事の忙しさによる睡眠不足。
Reading
問題タイプを意識しながら、”この問題タイプはこの流れで解く”、”この問題タイプは詳細を読む/概要をつかむ”、”この問題タイプは苦手だから時間をかけすぎないように注意”など問題タイプを意識した解き方・練習をした成果がスコアに表れるようになりました。
Writing
この時期にIELTSを専門に教えるネイティブの先生に変えたのでアドバイスが適格で最低6.5(以前のように6.0を取ることはなく)で安定させることができた。この先生からパラグラフ構成、各パラグラフの書き方、各英文の書き方を学んだ。
Speaking
Writingと同じIELTSを専門に教えるネイティブの先生のお陰で、仮定法や複雑な構文、イディオム、時制など加点要素になるポイントを徹底的に学ぶことができた。Speaking 8.5を獲得。
この時期にSpeaking/Writingのネイティブを変えました。正直先生を変えることは心境的に心苦しい気持ちはありましたが、IELTSを専門に教えているネイティブの先生に変えました。
3回目の受験であとWritingだけと思ってしまい、このまま先生を変えなくても目標スコアが取れると自分の実力を錯覚していました。また、前の先生も語学学校に10年以上働いておりIELTSを教えることができると言っていたことを信じきっていた部分もあります。しかし、スコアが伸びない焦燥感と熱意を感じられなかったので、思い切って先生を変えました。
自分の目標達成のために先生をつける場合、先生の熱量/やる気は非常に重要です。
「自分のスコアが欲しい熱量」<<< 「先生のスコアを取らせたい熱量」
自分のスコアが欲しいと願う気持ちよりも高いモチベーションでスコアを取らせたいと思う先生を探す/選ぶことが大切です。(ただし、スコアが上がらないのを全て先生のせいにするのはNGです)
ブッダの教え「愚かな者と共に旅に行くぐらいならば、むしろきっぱりと独りで行け」の通りです。ネイティブ/日本人講師・グループ/プライベートレッスン問わず、お金のためにやっている先生のレッスンは時間・お金の無駄です。
8.0→(5ヵ月)→L/R/W/Sオール7.0&Overall 7.5クリア
Listening | Reading | Writing | Speaking | Overall | Average (L+R+W+S)/4 | Total (L+R+W+S) | |
19 | 7.0 | 7.0 | 7.0 | 7.0 | 7.0 | 7.00 | 28.0 |
20 | 8.5 | 7.0 | 6.5 | 6.5 | 7.0 | 7.13 | 28.5 |
21 | 8.0 | 6.5 | 6.5 | 7.0 | 7.0 | 7.00 | 28.0 |
22 | 6.5 | 6.5 | 6.5 | 7.0 | 6.5 | 6.63 | 26.5 |
23 | 7.5 | 6.5 | 7.0 | 6.5 | 7.0 | 6.88 | 27.5 |
24 | 7.0 | 7.5 | 6.5 | 6.5 | 7.0 | 6.88 | 27.5 |
25 | 7.5 | 6.5 | 7.0 | 7.0 | 7.0 | 7.00 | 28.0 |
26 | 8.5 | 8.5 | 6.0 | 6.0 | 7.5 | 7.25 | 29.0 |
(27) | 6.5 | 4.0 | 6.5 | 6.5 | 6.0 | 5.88 | 23.5 |
28 | 9.0 | 7.5 | 6.5 | 6.5 | 7.5 | 7.38 | 29.5 |
29 | 8.0 | 6.0 | 6.5 | 7.0 | 7.0 | 6.88 | 27.5 |
30 | 8.0 | 7.5 | 6.5 | 7.0 | 7.5 | 7.25 | 29.0 |
31 | 8.0 | 7.0 | 7.5 | 7.5 | 7.5 | 7.50 | 30.0 |
27回目は完全に試験疲れです。最後のひと踏ん張りと思って休みなく勉強し続けたら試験当日Listeningで何も聞き取れず、ReadingはPassage1だけ解いてPassage2/3は空欄、Speaking/Writingは適当に流して終了でした。
出願まで十分な時間を見積もっていましたが、L/R/W/Sでオール7.0を超えることはOverallで8.0を超えるよりも難しいです。Writingのスコアアップには本当に苦戦しました。
Listening
引き続き公式問題集を毎日ディクテーション、シャドーイング、リプロダクション。22回目の6.5は前日の仕事の忙しさによる睡眠不足。もうListeningは試験のウォーミングアップ的なパートになって余裕で8.0は超えられるようになった。
Reading
(言い訳ですが)仕事が忙しくなり、前日の睡眠不足・疲れで6.5になってしまうことが多発。こんな時でもReading力はしっかりついていると信じて公式問題集で練習を継続。
Writing
書き方をマスターすることで7.0を超える回がでてきた。パラグラフ構成、各パラグラフの書き方、各英文の書き方をマスターしてきて、明らかにWritingのクオリティが上がっていることを実感。31回目の7.5は再採点により6.5→7.5にスコア変更。採点官が違っていたら他の6.5も7.0以上だったのではと思う。
Speaking
仮定法や複雑な構文、イディオム、時制など加点要素になるポイントをマスターして体にしみ込ませることができ、7.0が出る回数が増えた。
受験全体を通して(グラフ)
L/R/W/Sのスコアは乱高下しながら勉強を続ければじわじわ上がる
31回の受験のL/R/W/Sのスコアをグラフにしてみました。L/R/W/Sのスコアは乱高下しながらも勉強を続ければじわじわ上がっていることが分かります。近似線(赤の点線)は確実に上向きになっています。
勉強をし続けてもスコアが下がることはよくあります。勉強方法を見直してみることも大切ですが、諦めずに同じ勉強方法を継続することも大切です。
Overallを分析してみると
IELTSはL/R/W/Sの平均を繰り上げ/繰り下げをしてOverallがでます。実平均が6.25(例:L 6.5/R 6.5/W 6.0/S 6.0)なら繰り上げでOA6.5になりますが、実平均が6.625(例:L 7.5/R 7.0/W 6.0/S 6.0)でも繰り下がってOAは6.5になります。同じOA6.5でも平均で6.25と6.625はレベルが全然違います。また、L+R+W+Sの合計でもL 6.5/R 6.5/W 6.0/S 6.0 (=OA 6.5)では合計25、L 7.5/R 7.0/W 6.0/S 6.0(=OA 6.5)では合計26.5で、同じ6.5でも違いがあります。L/R/W/Sの実平均と合計はOAのスコアよりも明確に実力の推移をみることができます。
最後に
目標スコアに達したときは「やっと終わった」の一言でした。勉強してもしてもスコアが伸びない時期は本当につらいです。ただこの31回の受験とケンブリッジ大学の合格を通して証明できたことは、帰国子女でもなく留学経験があるわけでもなく、でも続ければ英語力は確実に上がり絶対にスコアは取れるということです。
正直振り返れば、もっと効率よくスコアアップできたと思います。是非これからIELTSに挑戦する方々には最短を歩んで欲しいと思いTOSHI’s IELTSのホームページにそのコツを全てまとめました。挫折した時、スランプに陥った時、ひとりで悩まずに是非お問い合わせフォームからメッセージください。