最終更新日:2024年12月1日
やってはいけないIETLS勉強 ワースト8
1.ネイティブからReading/Listeningを学ぶ
純ジャパはIELTSは7.0を取るまでReading/Listeningをネイティブから学んではいけません。英語で感覚的に学べるレベルになるまでは日本語で対策してください。その理由は👇
Reading
Readingでは、普段の練習からどのように正解を導いたかを理論的に考える習慣をつけることが大切です。“こういう理由でこれが正解”を考える習慣をつければ、無意識に本番でも根拠を探しながら回答することができるようになります。そうすると正当数は上がります。その理屈で解く習慣をつけるためには日本語での理論的な解説が不可欠です。
IELTSの英文はしっかりと書かれた英文であるがゆえにしっかりと文法を理解していないと解けません。ネイティブから彼らの感覚で教わっても、なんとなくの理解はできるものの、理論的に英文を理解して応用できるようにはなりません。
Listening
IELTS/TOEFL/TOEICのリスニングはネイティブが日常生活で使うスラングやイディオムがあまり含まれていないシンプルな教材英語です。
つまり、英文法と単語をしっかりと分かっていれば、あとは速さに慣れるだけで聞き取れる英語です。
ListeningもReadingと同じでネイティブから感覚的な説明を受けても、なんとなくわかったつもりにはなっても文法を理屈で理解する習慣はつきません。文法がしっかりと理解できていない状態だと英語を聞いても理解できません。
2.理論的に学ばない&自習がない
「なぜ英語を正しく読めるのか/聞けるのか?」「なぜ正しい英語を話せるのか/書けるのか?」それは正しく文法・構文を理解して単語を知っているからです。
英語は文法という“型に単語をあてはめる”パズルです。そのパズルを速く正確に解くには正しい文法・構文の理解が不可欠です。(※帰国子女など感覚的に英語を身につけた人は違います。あくまで純ジャパでお勉強から英語を身につけた人です)
正しく文法・構文を理解するには、主語/動詞/名詞/形容詞/副詞、第〇〇文型、〇〇構文などを“お勉強”する必要があります。(正しい勉強の方法は、品詞解析と文法構文解析をご覧ください)
英会話ではこの“勉強”することを避けて英語が上達するような広告を出していますが、大人が理論をすっぽかして体験的に学んでIELTSハイスコアを取ることは絶対に無理です。
また、どんなIELTS対策学校に通っても、そのカリキュラムの量をはるかに超える量の自習をしなければスコアアップはしません。
自習:学校=80:20
くらいの感覚で、2時間の講座に対して8時間の自習をする感覚です。
ダイエットと同じでライザップに週3で行くだけでは痩せません。パーソナルトレーニングのほかに食事制限やジム以外での運動を本気でするから痩せるんです。おしゃべり英会話やダイエット本が消えないのは、自習/自己管理をないがしろにしているから成功せずさまよう人が多い証拠です。
3.日本人同士でSpeakingの練習
Speakingはできればネイティブからマンツーマンで、もし無理ならChatGPTで練習しましょう。
絶対にやってはいけないのが、大勢の日本人同士で練習をするということです。これはお金と時間の無駄です。日本人同士で中学/高校で習った表現をお互いに使いあい、文法が違っても指摘されず、相手の英語が正しいのかも分からず、、、なにも得るものはありません。もし学校に通うのであればきめ細かく指導があるかチェックしましょう。
IELTSのSpeakingでスコアアップさせるコツは“正しい文法+ネイティブならこう言う”をおさえることです。日本人同士の練習では到底無理です。
4.クラス全体で自分が上位1/4に入っている
IELTS/TOEFL/TOEICに限らず英語や英会話を学ぶときに大切なことは、レベルの高い人達に囲まれるということです。先生だけでなく周りの人たちからも学べることが多く上達速度が上がります。
読めず聞き取れずで恥ずかしい場面を積み重ねることで回りと同じレベルに自分が到達します。逆に自分がそのクラスの中で上位1/4にいて、他の人たちのレベルが低いと上達速度は落ちます(自己満で終わります)。
周りがどう見ても自分よりレベルが低かったら即そのクラスはクーリングオフしましょう。レベルも低くモチベーションも中途半端な人たちと一緒に学ぶのは時間もお金も全て無駄です。
5.いろいろなレベルの人が集まるクラスで学ぶ
「クラス全体で自分が上位1/4に入っている」に関連しますが、いろいろなレベルの人が同じクラスで学ぶのも完全に時間の無駄です。
OA7.0を目指すクラスでも、OA6.5の人とOA6.0の人ではレベルに大きな違いがあます。OA6.0の人の中にはL/R/W/Sの実平均5.75で繰り上げでOA6.0になった人もいれば、一方、OA6.5の人の中にはL/R/W/Sの実平均6.625の繰り下げでOA6.5になった人もいます。L/R/W/Sの実平均5.75と6.625では明らかにレベルが違って、その人たちが同じ解説を受けても双方にとってためになる解説にはなりません。
レベルが明らかに違う人たちでSpeakingの練習をしあっても時間とお金の無駄以外なにものでもありません。独学のほうがよっぽど効率的にスコアアップします。もしIELTS対策学校に通うのであれば、クラスの中で付き合う人は厳選してください。
6.ガチでない講師・学校から学ぶ
他の記事でも書きましたが、
「スコアを伸ばしたいと思う自分の熱量 <<< スコアを伸ばしてあげたいと思う講師の熱量」
のレベルで熱心な講師を選ばなければ最短でスコアアップは望めません。
しかし、時間給でただカリキュラムをこなすだけの講師が多くいます。時間外の質問やカウンセリングは有料になったり、質問は一人何回までなどと制約がある学校も多くあります。
熱量が高い講師・学校であれば、質問回数を制限したり、追加料金を請求することは絶対にないはずです。
勉強すればするほど質問は比例して増え、カウンセリングの必要性も増えます。学校側は、全受講生の平等性や講師の労働時間を言い分にしますが、それはコスパ良く稼ぐための言い訳です。本当に目標スコアを取らせたいのであれば、とことんスコアが取れるまで付き合ってくれるはずです。
ガチでない講師・学校は即縁を切りましょう。
7.語学留学でIELTSスコアアップを狙う
海外の語学学校でIELTSのスコアアップ講座をとるのは無意味です。
海外の語学学校では、世界中のいろいろな国からノンネイティブが英語を学びに来ます。先生の解説をじっくり聞く日本人スタイルの生徒と、先生の解説にところどころ発言していくスタイルの生徒が同じ空間にいて、日本人が落ち着いてIELTSの解き方や対策を学ぶことはできません。また、1週間ごと生徒が入って出ての繰り返しでメンバーの足並みも揃わずで、結局異文化交流で終わります。
Speakingも英語を話す機会は増えますが、ノンネイティブ同士でSpeakingの練習をしても日本人同士でするのと同じでIELTSのスコアアップにはつながりません。「語学留学したのにそのスコア?」で終わることが目に見ています。
もちろん、駅前留学でIELTS高得点を狙うのは論外です。
8.試験の連射
試験の連打はOAではなく実平均があと一歩まで来てない限り無駄です。
例えば、OA6.5で7.0を目指しているとき、L/R/W/Sの実平均が6.625に達しているのであれば連打も一つの作戦です。あとどれか1つ0.5上がれば繰り上げでOA7.0いくのでワンチャン狙いもありです。
しかし、実平均が6.5の場合だと、L/R/W/Sのどれか2つが0.5アップするか、1つが1.0アップする必要があります。もちろん他のパートはスコア維持させる必要があります。
連打でいきなり2段階レベルアップは可能性がほぼないと思ってください。