Listening

最終更新日:2025年10月30日

IELTS(アイエルツ)7.0対策 – Listening

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【IELTSリスニング対策】 Listening General information

【IELTSリスニング対策】IELTSリスニングスコアを確実に上げる方法|7.0以上を安定して取るための戦略

リスニング力向上には「継続的なトレーニング」が不可欠

IELTSリスニングで高スコア(7.0以上)を安定して取るためには、日々のトレーニングが欠かせません。

「聞くだけで英語が自然に身につく」といった方法は、趣味レベルの英語学習には有効かもしれませんが、試験対策には不十分です。

結果がすぐに出ないこともありますが、正しい方法で継続すれば、リスニングは確実に得点源になります。

リスニングスコアアップのための基本戦略

  • リスニングには近道がない
    特別なテクニックで突然聞き取れるようになることはありません。問題形式やよくある引っかけパターンを理解することはできますが、最終的には「聞き取る力」を鍛えるしかありません。逆に、高得点を取れるまで一度力をつければ、Listeningのスコアは毎回高いスコアで安定しやすい。
  • 毎日のトレーニングが鍵
    リスニング力を伸ばすには、毎日30分〜1時間のトレーニングが理想です。1時間以上行うと集中力が切れ、作業的になってしまうため、1時間以内に収めるのが効果的です。
  • スキマ時間を最大活用
    通勤中や歩いているときなど、リスニングは他のスキル(リーディング・スピーキング・ライティング)に比べてスキマ時間を活用しやすいのが特徴です。

リスニングスコアアップのカギは「リーディング力」

IELTSリスニングで高得点を取るために最も重要なのは、実はリーディング力です。

先読みが正答率を左右する
音声を聞く前に「何を聞き取るべきか」を理解しておくことで、正答率が大きく変わります。TOEICと同様に、IELTSでも先読みが非常に重要です。

ネイティブレベルの上級者でなければ聞きながら読んで解くや会話の内容を全て覚えて聞いてから回答は無理。TOEIC Part 3で2人の短い会話でたった3問の問題に回答するのも聞きながら問題を読んで解くのは難しい。

問題を「理解」することが重要
先読みの際、単に日本語に訳すだけでは不十分です。問題の意図を正確に理解し、音声と選択肢を頭の中で結びつける準備が必要です。

スコアが伸びない人の多くは先読みがただの翻訳作業になっています。「何を聞き取ればいいか」何と何を聞き分ければいいか」を理解することが大切。

問題形式別:先読みのポイント

記述問題(穴埋め問題)の場合

  1. 何を聞き取るべきか(例:日付、住所、名詞など)を明確にする
  2. 音声の流れを予測する:空欄以外の単語からストーリーを把握し、答えが出るタイミングを予測

選択問題の場合

  1. 設問の意図を理解する:何について答えを選ぶのかを把握
  2. 選択肢の違いを把握する:何を聞き分ける必要があるのかを明確にする

無駄なリスニングを減らすために

IELTSやTOEICでは、音声のすべてが回答に必要なわけではありません。

たとえば、ツアー案内の冒頭にあるガイドの自己紹介などは、設問に関係ない情報です。

先読みをすることで、聞くべきポイントを絞り、効率的にスコアを伸ばすことができます。

スコアアップの鍵は「断捨離の勇気」

IELTSリスニングでは、各Partの最初の問題の方が正答率が高い傾向があります。
これは、試験が進むにつれて集中力が切れたり、先読みが不十分になったりするため、後半の問題でミスが増えるからです。

なぜ「断捨離」がリスニングスコアアップに効果的なのか?

  • 焦りによるミスを防げる
    試験後半になると、時間に追われて焦りがちです。焦って先読みが不十分になると、音声の流れについていけず、正答率が下がります。
  • 次のPartの先読みに集中できる
    最後の数問を潔く見送ることで、次のPartの問題をしっかりと先読みでき、聞き取るべきポイントを明確にしてから音声を聞くことができます
  • 全体のスコアを安定させる
    各Partの冒頭で確実に得点し、後半は無理をしない。この戦略を徹底することで、リスニング全体のスコアを安定させることができます

無理にすべての問題を完璧に解こうとするよりも、次のPartの先読みに時間を使うことで、全体のスコアを底上げすることが可能になります。

問題を解いた後に必ずやるべき復習ステップ

復習は「質」が命

IELTSリスニングのスコアアップには、問題を解いた後の復習の質が決定的に重要です。
正解・不正解に関わらず、「なぜそうなったのか」を言語化して理解する習慣を身につけましょう。
それが、次の試験での確実な得点力につながります。

スコアアップの鍵は「正解・不正解の理由を言語化すること」

IELTSリスニングで安定して高スコアを取るためには、問題を解いた後の復習が極めて重要です。
特に、正解だった問題も不正解だった問題も、「なぜその答えになったのか」を言語化して振り返ることが、リスニング力の本質的な向上につながります。

正解だった問題の振り返りポイント

「正解したからOK」と安心するのは早計です。なぜ正解できたのかを深掘りすることが、次の正解につながります。

単に「聞き取れたから」ではなく、その問題がどこで受験者を引っかけようとしていたのかを分析しましょう。

  • なぜ正解できたのか?
    • 記述問題で「LL(double L)」と「WL」の聞き分けができた
  • どの情報が決め手になったのか?
    • 音声の単語が選択肢では同意語に言い換えられていたが、それを見抜けた
  • 先読みと音声のどの部分が一致したのか?
    • 選択肢に音声と同じ単語が含まれていたが、トラップに引っかからなかった

このように、正解の根拠を明確にすることで、再現性のあるスキルが身につきます。

不正解だった問題の振り返りポイント

不正解の問題は、自分の弱点を知る最高のチャンスです。以下のような視点で徹底的に分析しましょう。

  • 先読みが不十分だったか?
  • 音声のスピードについていけなかったか?
  • 知らない単語が多かったか?
  • 言い換え表現を見抜けなかったか?
  • 単語は知っていても、音のつながりで聞き取れなかったか?
  • 一文一文を追うのに必死で、全体のストーリーが見えなかったか?
  • 知らない単語に気を取られて、他の情報を逃したか?

「徹底的な分析」で弱点を明確にする

不正解の原因は、偶然ではありません。必ず理由があります。

たとえば:

  • 原因:「言い換えが見抜けなかった」
  • 深掘り:「言い換えられた単語を知らなかったのか?」
  • 判断:「もし単語を知っていれば解けたか?」
    • Yes → 単語力の問題
    • No → 先読み不足の問題など

このように、原因を深く掘り下げて分析することで、効果的なトレーニング方法が見えてきます。

IELTS Listening Training methods

トレーニングの基本は聞き取れない英語を見つけて聞き取れるようになること。聞き取れている英語でトレーニングをするのはただの作業で意味がない。自分ができないことを自分で見つけてできるようにするは辛いこと。しかしそれを乗り越えないとスコアは上がらない。

効果的なトレーニング

リスニング力を高めるトレーニングをするときに、”聞き取れる英語とは何か”を知る必要がある。

”聞き取れる英語”とは、英語の音と意味の両方が聞いて分かる英語のことで、”英語を聞き取る力”=”リスニング力”は、英語の音と意味の両方が聞いて分かる力のことを言う。

図で表すと次の通りで、この図を常に意識しながら、聞いて理解できる英語の領域(赤い領域)を広くする意識が大切。

聞いて理解できる英語イラスト
意味のイラスト

英語の意味単語文法構文への理解(スクリプトを読んで英語を正しく訳せて他人に文法や構文を説明できること)

(読んでも理解できないのであれば聞いて理解することは100%無理。聞き取れた単語から想像して文をつくることでTOEICレベルの試験であれば正解を選べるかもしれないが、IELTSやTOEFLではそれは通用しない。)

音のイラスト

英語の音発音リズムイントネーションへの慣れ

意味と音のイラスト

単語、文法、構文が分かって、音を聞き取れる英語だけが聞いて理解できる。

逆に単語、文法、構文が分かっても音が分からないと聞き取れない。例えばロンドンのイギリス人ネイティブでも、スコットランドのネイティブの話す英語は小学生の会話でも聞き取れていないことがある。

トレーニングメニュー

聞いて理解できる英語の領域(赤い領域)を広くするトレーニングの方法:

自分がいまどこの領域を広げているか=意味への理解を深めているか音への慣れを強めているか常に意識しながらトレーニングをしよう!

英語の意味:単語、文法、構文への理解を深める 

→ 音読リプロダクション

英語の音:発音、リズム、イントネーションに慣れる 

→ ディクテーションシャドーイング

意味と音が聞いて分かる英文が増えた段階で、多聴や精聴が効果的なトレーニングになる。

聞いて理解できる英語

英語の理解力は、ListeningとReadingで”話し英語”か”書き英語”かの違いはあるものの文法や構文は同じなので、Readingで紹介している品詞解析文法構文解析で鍛えられる。

英語の音への慣れは、英語特有の単語の連結音の脱落音の同化音のリズム/イントネーション速さに慣れる必要がある。これは理屈で学ぶよりも何度もディクテーションで自分が聞き取れない音を見つけ、シャドーイングで音の変化・リズムを耳になじませるようにする。

ネットで”シャワーのように浴びて簡単にリスニング力アップ”などという文句があるが、英文の意味が理解できていなく、音の変化なども理解できていない状態で多聴してもムダ

また、意味の理解に偏ったトレーニングや音の把握に偏ったトレーニングをしても理解して聞き取れる領域は広がらず自己満足な勉強に終わる(目的を考えずにただひたすらシャドーイングなどは自己満足の作業になる可能性が大きい)。

ただし、もしReadingで8.0以上を常に出していてListeningだけが7.0に満たない場合などは音の把握に集中したトレーニングが有効になる。

偏ったトレーニングのイメージ:頑張って努力はしているつもりでもリスニング力は上がらない(赤い面積は広がらない)

音に片より
意味に片より

ディクテーション

ディクテーションとは

英語を聞いて聞き取った英語を書き出すトレーニング

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効果

英語の音と文字が一致するようになる

英語の会話では単語の連結・音の脱落・音の同化させるのが普通で、We willをWe’llと短縮させる。ディクテーションを繰り返すことでこれらの変化を集中して聞く習慣ができ、音を文字にすることで聞いた音と文字が頭の中で一致するようになる。(We’llの音を頭でWe willと理解できるようになる)

自分にとって聞き取りにくい部分が明確化する

聞きとれない英語は話せない、話せない英語は聞き取れない」は逆に「聞き取れる英語は話せる、話せる英語は聞き取れる」である。つまり、聞き取れない部分を明確にして、どのように音が変化しているのか?どうすれば同じように話せるのか?を分析すれば、聞き取れるようになる。

例えば、TOEICのPart 2の短文の質問に対して3択の答えから選ぶ問題で、間違った問題を分析すると5W1Hで始まる問題に不正解が多いことがよくある。これは例えばAre you—?のAreは比較的はっきり発音されるのに対し、When did you—?の疑問文でもWhenをフェンとはっきり発音してくれないからである。Whenがどう変わるのかを意識的に発音練習すれば聞き取れるようになる。まずは自分が聞き取れない箇所を明確にすることが大切。

集中力して英語を聞く習慣ができる

IELTSで最も大切なのが集中力。空欄に入る英語は絶対に漏らさないで聞く集中力が何よりも大切。ディクテーションで一文字一文字をしっかり聞く習慣をつけるのは空欄に入る英単語を聞き取るのに効果的。

トレーニングアドバイス

IELTS公式問題集Part 1Part 4の記述問題(空欄の単語を聞き取る問題)の空欄に入る単語を含む文でディクテーションを行う。

IELTSのすべてのリスニングスクリプトでディクテーションを行うのはスクリプトが長いので非効率なので、空欄には入る単語を含む文だけディクテーションする。

手順

  1. (Part1とPart4の空欄の穴埋め問題で)音声全体を通しで聞く(長い場合には前半部と後半部で分けてもよい)
  2. 空欄に入る単語を含む1文を聞いて、一回止めた後、聞き取った英文を書き出す
  3. もう一度同じ1文を聞いて、1回目で書き出せなかったところを捕捉
  4. もう一度同じ1文を聞いて、2回目で書き出せなかったところを捕捉(同じ1文は3回までにする:何度も繰り返し聞いて書き出すことが目的ではない)
  5. スクリプトを見て聞き取れなかった単語や聞き間違えの箇所を分析:なぜ正確に聞き取れなかったのか?単語を知らなかったか?音の変化が分からなかったのか?速かったのか?文法・構文が分かってないのか?etc
  6. 聞き取れなかった箇所を音読:文法・構文を確認
  7. 同じように言えるまで何度も聞いて何度も真似て発音・シャドーイング
  8. 2-7を空欄に入る単語(答え)を含む全ての文で行う
  9. もう一度音声全体を聞く:空欄に入る単語が含まれる1文が全体の流れのなかでどのように出てきているかを考えながら聞く

注意点

聞き取った後に書き出すことを意識する。聞きながら書き出すのではない。また、細かく区切りすぎない。一単語づつ聞いて止めてを繰り返しては意味がない。

聞いて書いて声に出すの”作業”にならないように英語の音と意味を理解しながらディクテーションをする。毎日やるのがベストだが、ルーティンワークの作業にならないように注意。

シャドーイング

シャドーイングとは

音声を聞きながら少し(1-3語)遅れてその音声をそのまま自分の声で真似して発声するトレーニング

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効果

音(発音・リズム・イントネーション)への感度を高める

IELTSのListeningはネイティブの生の英語よりも教材として作られた英語になっているので、英語のドラマよりは聞きやすい。また公式問題集の音源は本番のListeningと非常に近いので、IELTSの公式問題集の音(発音・リズム・イントネーション)に徹底的に慣れるのがよい。

IELTSの速さになれる

Part 2やPart 3ではネイティブが普通に話す速度かそれ以上の速度の英語が流れる。また、その速さでひっかけ問題にハマらないように正確に聞き分けることが要求される。速く発音できれば、速い英語も理解できるようになる。

トレーニングアドバイス

とにかく真似る。音声がどの単語のどの部分にアクセントをおいているか、どの単語とどの単語が繋がっているか、どの音が脱落しているのかスクリプトに書きながらシャドーイングをする。

IELTS公式問題集のPart 2Part 3の選択問題でシャドーイングの練習をして、音への感度を高めつつ、ひっかけ問題のひっかけ方をとにかく意識する。

アメリカ英語ばかり聞いていると単語の連結がすごく多いイメージがあるが、イギリス英語は一語一語をはっきり発音する傾向がある。

日本人の英語はアクセントのないフラットな英語になりがち。英語の音声とシャドーイングをしている自分の声をアプリで録音してみると、音の振幅がフラットになっていることが分かる。この振幅をネイティブに近づけるようにする。

ネイティブと日本人の発音の違い

日本人のシャドーイングはおじさんの歌う英語のカラオケのように抑揚やアクセントがなく、この違う発音でシャドーイングを続けても効果は薄い。

発っすることができる音は聞き取れる=ネイティブを真似て発音できればネイティブの音を聞き取れる。歌を上手く歌うときもプロは歌詞のアクセント・抑揚などを歌詞にマークをしながら徹底的に真似るようにしているらしい。英語もこのようにスクリプトにマーキングをしながら発音、リズム、イントネーションをすると効果的。ただし英語の発音をカタカナでテキストに書き込むことは絶対にしてはダメ。カタカナ通りの発音を全てのネイティブは話さない。

歌詞の抑揚

手順

  1. (Part 2、Part 3で)音声全体を通しで聞く(前半部と後半部で分けてもよい)
  2. スクリプトを見ないでシャドーイング2回
  3. スクリプトを見て言えなかったところや言い間違えたところをマーク
  4. スクリプトを見ながら音声を聞いて、アクセント、単語の連結、音の脱落、音の同化にマーク(理論的に単語が繋がるとかは考えずに、聞き取れるがままに音がどう変化しているかをマークする)
  5. スクリプトを見ながらシャドーイング3回
  6. スクリプトを見ないでシャドーイング2回

注意点

常に音(発音・リズム・イントネーション)への感度を高める意識を持つ。何回も同じスクリプトをシャドーイングしているとただ聞いて真似るだけの”作業”になってしまい時間の無駄になる。回数を決めて、時間内に十分でなかったら次の日に同じ音声でもう一度シャドーイングをする。

音読

音読とは

スクリプトを見ながら声に出して英文を読むトレーニング

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効果

英語を音から意味を理解する

自分の声を聴きながら自分のペースで声に出して読みながら英文の理解(文法・構文)を深める。自分のペースで理解できなければ本番の速度では到底理解できない。数をこなすにつれて英語を聞くだけで英文の意味が分かるようになる。

トレーニングアドバイス

ディクテーションやシャドーイングとは違って音への感度を高めるのではなくスクリプトの意味(文法・構文)を理解するのに重点を置く。音読をして違和感を感じる箇所(スッ理解できない箇所)があったらその箇所の英文を理解できていないことが多い。

1回目の音読では意味(文法・構文)を理解するのに棒読みでもOKだが、スクリプトの意味が分かってきたら、自分が主人公になりきって場面を想像しながら気持ちをいれて音読する。Part 1では自分が海外でその場面にいる感覚で、Part 4では教授になったつもりで話す。

手順

  1. 音声全体を通しで聞く
  2. スクリプトに音声の特徴(リズム、単語と単語の結合、アクセント)をマーク
  3. スクリプトを見ながら2でマークした音声の特徴を意識しながら音読する:意味が分からない箇所やつまづく箇所は構文・文法を調べる(つまづく箇所はだいたい意味や文法が分かっていない箇所)。知らない単語は調べる。
  4. スクリプトを見ながらスラスラと読めるまで音読を繰り返す。徐々にリズムやイントネーション、スピードが音声と近づくように意識する。

注意点

意味を理解せず単語を声に出すだけの“作業”にならないようにする。文法や構文が完全に理解できていなければ、品詞解析文法構文解析を行う。

リプロダクション

リプロダクションとは

英語を1文聞いて自分でスクリプトを見ないで同じように再現(リプロダクト)するトレーニング

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Takeda-adv1

効果

前から後に英語を理解できるようになる

作れる英語は聞ける英語聞ける英語は作れる英語。英文を作れる(=前から後ろに意味や文法を考えながらSV–の順番で単語を並べられる)のであれば、それは前から後ろに英語を聞いて理解することができる。

頭の中に聞いた英語を残す習慣ができる

ただ聞き流すのではなく聞いた後に作ることにより、聞いた英語を頭の中に残す習慣ができる。これは聞きながらひっかけを見抜いて解く必要があるIELTSにとって大切なスキル。

自分の力で英語を作りだす力ができる

聞いた英語を日本語に訳してその訳を英語に訳すのではなく、英語で頭の中に内容を残してそこから英語を作ることができるようになる。

トレーニングアドバイス

1文づつ聞いて再現するのが難しい場合は、1文(ピリオド)で区切らずにコンマや接続詞・関係代名詞など区切りのいい場所で区切って再現する。

徐々に区切る間隔が長くなり(=頭に英語がのこるようになり)、ピリオド間の1文の再現ができるようになる。

手順

  1. 音声全体を通しで聞く
  2. スクリプトを見ないで1文聞いて、聞いた1文を再現する。(1文が長い場合には区切って徐々に区切りを少なくしてゆく)
  3. スクリプトを見て再現した英文を確認
  4. 2-3の繰り返し

注意点

英文を聞いて止めたときに日本語に絶対に訳さない。「英語を聞く→頭で日本語に訳す→訳した英語を日本語に変換」では日本語に訳す習慣ができてしまい逆効果。

最初は英文を作れないことにヤキモキするし、シャドーイングのようにスピード感のある勉強法ではないので、つまらなく感じてしまう。しかし、続けるにつれて1度聞いた英語が頭に残ることが定着して、聞いた英語を作ることが負担ではなくなり、Part 2やPart 3でひっかけが仕掛けられた速い英語でも正解とひっかけを仕分けることができるようになる。

トレーニング手順

ディクテーション、シャドーイング、音読、リプロダクションの4つを組み合わせて音と意味の両方を聞いて理解する力がリスニング力である。

つまりこの4つを同時にバランスよく鍛えるために次のSTEP 1→STEP 7でトレーニングをする。

シャドーイングにはプロソディシャドーイング(英語の音:発音・抑揚・リズム・イントネーションを意識したシャドーイング)とコンテンツシャドーイング(英語の意味:文法・構文を意識したシャドーイング)がある。プロソディシャドーイング(トレーニング手順 STEP 4)とコンテンツシャドーイング(トレーニング手順 STEP 7)を組み合わせることで効果が高まる。

リスニングトレーニング方法
Step1
公式問題集

公式問題集でPart 1~Part 4までの1セットを本番通りに通しで解く(絶対に途中で止めたりしない)。

答え合わせをして難しかった問題や間違っていた問題にマーク。

Step2
公式問題集

トレーニング(STEP3-7)はPart 1、Part 2、Part 3、Part 4ごとに行う(各Part前半後半で分けてもOK)。トレーニングに入る前に各Partをもう一度解いてみて、全体の音声と問題を把握する。STEP1で通しで解いたときより解けるかを確認してみる。

Step3
ディクテーション

Part 1とPart 4の記述問題で答え(空欄)に関係した文のみディクテーションを行う(ディクテーションは聞いて止めて書くの繰り返しになるのでスクリプトすべてでやると相当な時間と労力になるので答えに関係した文のみでOK)。

Part 2とPart 3はほぼ選択問題で、単語を書きとることはないので、音を把握できない文のみディクテーションすればOK(Part 2、Part 3ではシャドーイングでどうしても音が聞き取れない文があれば、なぜ聞き取れないのかの分析するために聞き取れない文だけディクテーションする)

Step4
シャドーイング

とにかく単語の連結音の脱落音の同化音のリズム/イントネーションに集中しながらシャドーイングを行う(プロソディシャドーイング)。

Step5
音読

各文の意味・文法・構文を理解することを意識して音読をする。

できれば全文音読した方がいいが、時間がなければ回答に関連した英文のみでもOK

Step6
リプロダクション

STEP 5で文の意味・文法・構文を理解できたので、その文を音声を聞いた後に自分で作ってみる。理解度が高いほどリプロダクションの精度も高くなる。

リプロダクションがうまくできない場合は、STEP 5に戻って文の意味・文法・構文をもう一度確認する。

Step7
コンテンツシャドーイング

STEP 3~STEP 6までで文の音と意味を理解できたので、意味・文法・構文をしっかりと頭で考えながらシャードーイングをする(コンテンツシャドーイング)。これが完璧にできれば理解しながら声で発する=理解しながら聞くができているということ。

アドバイス

STEP 1からSTEP 7までを1日で終わらせることは考えない。

土日に公式問題集を通して解いて(STEP 1)、Part 1(時間がなければ前半のみ)のSTEP 2, 3を月曜、STEP 4を火曜、STEP 5を水曜、STEP 6を木曜、STEP 7を金曜くらいのペースでよいので、とにかく毎日トレーニングをする。

音読は歩きながらら電車で口パクをすることも代用できるのでとにかく隙間時間を大切にする(Reading, Speaking, WritingよりListeningは隙間時間を活用しやすい)。

とにかく音を把握するのか、意味を理解するのか、なぜそのトレーニングをしているのかを常に意識する。ただ音声を追う、ただ声を出して読むではただの作業になってしまい効果はない

トレーニングの目的は聞き取れない英文を聞き取れるようにすること。聞き取れない箇所にだけフォーカスを絞って効率的にディクテーションや音読をする。全てのスクリプトで全トレーニングをやろうとしない

IELTS Listening Question types

問題タイプは大きく分けて記述問題か選択問題。ハイスコアを狙うのであれば音声が流れる前に問題文を先読みして聞くポイントを待ち構える必要がある。つまりリスニング力だけではなくリーディング力や問題形式への慣れも大切になる。各問題タイプで解き方やコツがあるのではない。ざっくりと問題形式を理解した上で、公式問題集を繰り返し解いてトレーニングを重ねることが唯一スコアアップを狙える方法である。

回答用紙への記入方法

ListeningではPaper basedの場合、最後に10分間の転記時間が与えられる。

Paper basedの場合、回答用紙には全ての単語を大文字で書く。Readingと同様に大文字/小文字(Dog, dog, DOG)は問われないが、手書きにクセがあるとrとvなど小文字でははっきりと区別がつかない場合不正解になる。

名前や会社名などもJohn → JOHN, Life Residential → LIFE RESIDENTIALと全て大文字にする。

リスニング解答欄記入方法

問題タイプ

問題タイプは大きく分けて記述問題(空欄に入る英単語を書く問題)か選択問題(A,B,C,D—から選ぶ問題)になる。

記述問題は主にPart 1、Part 4で出題され、選択問題は主にPart 2、Part 3で出題される。

記述問題は Note completion questions,  Table, Flow-chart, Summary completion questions, Sentence completion questions, Shor-answer questions、選択問題はMultiple choice questions, Matching information questions, Map, Plan, Diagram labelling questionsに分けられる。(解き方は変わらないので問題タイプを意識する必要はない)

記述問題

記述問題の解き方

Note completion questions (Part 1)Note completion questions (Part 4)

Table, Flow-chart, Summary completion questions

Sentence completion questions

Shor-answer questions

空欄の前後にあるキーワード(名詞・動詞・形容詞、特に固有名詞や年号)にアンダーラインを引く。そのキーワードかキーワードの同意語を待ち構える姿勢で聞く。

空欄に入る品詞(名詞・動詞・形容詞・副詞)を音声が流れる前に空欄の前後から推測しておく。

Part1は日常会話、Part 4はほぼ大学のレクチャーになる。まず音声が流れる前にまず空欄前後のキーワードにアンダーラインを引いて、時間が余れば空欄のない(すでに全て書かれた文)のワードにも目を通し、レクチャーの内容を音声が流れる前に想像しておく。

とにかく記述問題は音声を聞く前にどれだけ読んでキーワードを把握できるかがポイント。下のオレンジのアンダーラインがキーワード、音声を聞く前にキーワードをもとに何を聞き取ればいいのかをしっかり抑えておく。

Note completion questions (Part 1) 

Part 1はほぼ必ず空欄部に入る単語を聞き取るNote completion questionsです。

内容は公園の紹介、レンタカー/レストランの予約、イベントの案内など日常生活でよくある内容です。

解答のポイントは空欄の前後の単語から会話の内容を想像して、音声が流れる前に何を聞き取ればよいのかを理解しておくことです。下のサンプルのように、Nameとあれば必ず名前のスペリング、Contact phoneとあれば電話番号(数字)の聞き取り、Date of Birthは誕生日の聞き取りなど、空欄の前後の単語から聞き取るべきことを音声が流れる前に推測することが高スコアを取るコツです。

記述問題1

実践問題(IELTS公式問題集19 Test 1 Part 1)

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👈IELTS公式問題集19 Test 1 Part 1はYouTube動画の 0ː12~

ワンポイントアドバイス

空欄に入る単語を聞き取る問題では、“どの情報/単語を聞き取ればいいのか”音声が流れる前に問題文を先読みして把握する。例えば、1問目の空欄には面積の数字(単位:ヘクタール)が入るし、2問目ではlakes, pondsに続いて水関係の単語が入る。

2問目:「この公園には「湖や池と“何か”があるんだなぁ」

できれば問題文のキーワードから音声の状況(イラスト)をイメージする。

空欄の近くのキーワードにはアンダーライン(ペーパー試験の場合)を引く。

5問目か6問目の間に少しだけインターバルがあるので最低でも5問目までは先読みする。

聞き取れなかったら潔く捨てる。聞き取れなかった1問に気がとられて(凹んで)その後の問題に影響しないようにする。

IELTS公式問題集19 Test 1 Part 1

Official19-part1

スクリプト(書き起こし)

Sally

Good morning. Hinchingbrooke Country Park, Sally speaking. I’m one of the rangers.

John

Oh hello. My name’s John Chapman, and I’m a teaching assistant at a local primary school. I’ve been asked to arrange a visit to the park for two of our classes.

Sally

OK. What would you like to know?

John

Well, I’m new to this area, so perhaps you could tell me something about the park first, please.

Sally

Of course. Altogether the park covers 170 acres, that’s 69 hectares. There are three main types of habitat: wetland, grassland and woodland. The woods are well established and varied, with an oak plantation, and other areas of mixed species.

John

Right.

Sally

The wetland is quite varied, too. The original farmland was dug up around 40 years ago to extract gravel. Once this work was completed, the gravel pits filled with water, forming the two large lakes. There are also several smaller ones, ponds and a stream that flows through the park.

John

OK, so I suppose with these different habitats there’s quite a variety of wildlife.

Sally

There certainly is – a lot of different species of birds and insects, and also animals like deer and rabbits.

John

And I understand you organise educational visits for school parties.

Sally

That’s right. We can organise a wide range of activities and adapt them to suit all ages.

John

Can you give me some examples of the activities?

Sally

Well, one focus is on science, where we help children to discover and study plants, trees and insects. They also collect and analyse data about the things they see.

John

Uhuh.

Sally

Another focus is on geography. The park is a great environment to learn and practise reading a map and using a compass to navigate around the park.

John

Do you do anything connected with history?

Sally

Yes, we do. For instance, the children can explore how the use of the land has changed over time. Then there’s leisure and tourism.

John

That focuses on your visitors. I would imagine.

Sally

Yes, mostly. The children find out about them, their requirements, the problems they may cause and how we manage these. And another subject we cover is music: here the children experiment with natural materials to create sounds and explore rhythm and tempo.

John

That must be fun!

Sally

Most children really enjoy it.

Sally

And of course, all the activities are educational, too. Learning outside the classroom encourages children to be creative, and to explore and discover for themselves.

John

I would imagine they get a sense of freedom that might not be a normal part of their lives.

Sally

That’s right. And very often the children discover that they can do things they didn’t know they could do, and they develop new skills. This gives them greater self-confidence.

John

It sounds great. So, what about the practical side of it? How much does it cost for a full-day visit? We would expect to bring between 30 and 40 children.

Sally

If there are over 30, it costs £4.95 for each child who attends on the day. We invoice you afterwards, so you don’t pay for children who can’t come because of sickness, for example. There’s no charge for leaders and other adults – as many as you want to bring.

John

That sounds very fair. Well, thanks for all the information. I’ll need to discuss it with my colleagues, and I hope to get back to you soon to make a booking.

Sally

We’ll look forward to hearing from you. Goodbye.

John

Goodbye, and thank you.

Note completion questions (Part 4)

記述問題4

実践問題(IELTS公式問題集19 Test 1 Part 4)

official19-text

👈IELTS公式問題集19 Test 1 Part 1はYouTube動画の 22ː00~

ワンポイントアドバイス

内容がアカデミックなのでPart 1と違ってキーワードを先読みしただけでは各空欄の箇所をイメージするのが難しい。なので、無理に各問題についてイメージしようとせずキーワードから何を聞き取ればいいのかだけをしっかりと先読みしよう。

できれば、全体の流れだけでもイメージしておく。

タイトルは絶対に読む(タイトルの固有名詞はそのまま音声で使われているので、聞き取れなくても焦らないように!)

IELTS公式問題集19 Test 1 Part 4

Official19-part4

スクリプト(書き起こし)

For my presentation today, I’m going to talk about the Ceide Fields in the northwest of Ireland, one of the largest Neolithic sites in the world. I recently visited this site and observed the work that is currently being done by a team of archaeologists there.

The site was first discovered in the 1930s by a local teacher, Patrick Caulfield. He noticed that when local people were digging in the bog, they were constantly hitting against what seemed to be rows of stones. He realised that these must be walls and that they must be thousands of years old for them to predate the bog which subsequently grew over them.

31.local teacher, stones, realise, bogは問題文と音声でそのまま出てくる単語。“He realised that these must be walls”のHeがlocal teacherで、theseがrows of stonesであることを聞きながら理解できたかがポイント。

He wrote to the National Museum in Dublin to ask them to investigate, but no one took him seriously. It wasn’t until 40 years later, when Patrick Caulfield’s son Seamus, who had become an archaeologist by then, began to explore further. He inserted iron probes into the bog to map the formation of the stones, a traditional method which local people had always used for finding fuel buried in the bog for thousands of years. Carbon dating later proved that the site was over 5,000 years old and was the largest Neolithic site in Ireland.

32.問題文の“His”がPatrick Caulfield’sだと分かったかがポイント。

33.traditional method, local peopleはそのまま音声でも使われている。問題文の“dig for”が音声では“used for finding”になっていることに気づけたかがポイント。

Thanks to the bog which covers the area, the remains of the settlement at Ceide Fields, which is over 5,000 years old, are extremely well-preserved. A bog is 90 percent water; its soil is so saturated that when the grasses and heathers that grow on its surface die, they don’t fully decay but accumulate in layers. Objects remain so well preserved in these conditions because of the acidity of the peat and the deficiency of oxygen. At least 175 days of rain a year are required for this to happen; this part of Ireland gets an average of 225 days.

34.問題文の“Items”は本文では“Objects”にパラフレイズされていて、 preserveは問題文でも音声でも同じ単語が使われている。“because of”も問題文と音声で同じ言い方になっているので、この単語を聞いたときに“答えが来るぞ”と待ち受ける姿勢に変える。問題文の “lack of”は音声では“deficiency of”にパラフレイズされていることに気付いたかがポイント。

The Neolithic farmers at Ceide would have enjoyed several centuries of relative peace and stability. Neolithic farmers generally lived in larger communities than their predecessors, with a number of houses built around a community building. As they lived in permanent settlements, Neolithic farmers were able to build bigger houses. These weren’t round as people often assume, but rectangular with a small hole in the roof that allowed smoke to escape. This is one of many innovations and indicates that the Neolithic farmers were the first people to cook indoors. Another new technology that Neolithic settlers brought to Ireland was pottery. Fragments of Neolithic pots have been found in Ceide and elsewhere in Ireland. The pots were used for many things; as well as for storing food, pots were filled with a small amount of fat and when this was set alight, they served as lamps.

35.housesは問題文でも音声でも同じ。ここで形について「roundではなくrectangular」と言っているのが罠。

36.potsは問題文でも音声でも同じ。問題文のstorageが音声ではfilled withにパラフレイズされていて、問題文のmakeが音声では“serve as”を意味していることに気づけたかがポイント。直接的なパラフレイズではなく会話の流れから判断する必要がある。“set alight (点火する)”

It’s thought that the Ceide Fields were mainly used as paddocks for animals to graze in. Evidence from the Ceide Fields suggests that each plot of land was of a suitable size to sustain an extended family. They may have used a system of rotational grazing in order to prevent over-grazing and to allow for plant recovery and regrowth. This must have been a year-round activity as no structures have been found which would have been used to shelter animals in the winter.

37.問題文のfieldが音声ではplot of landに、問題文のlarge enoughが音声ではsuitable sizeにパラフレイズされていることに気づけたかがポイント。また、問題文のsupportは音声ではsustainに、問題文のbigは音声ではextendにパラフレイズされていることにも気づけたかがポイント。

38.問題文の“no evidence of structures”が音声では“no structures have been found”に言い換えられており、問題文のhouseは音声ではshelterにパラフレイズされていることに気づけたかがポイント。また問題文のthemはanimalsを指す(これは問題文上だけでわかる)。

However, archaeologists believe that this way of life at Ceide ceased abruptly. Why was this? Well, several factors may have contributed to the changing circumstances. The soil would have become less productive and led to the abandonment of farming. The crop rotation system was partly responsible for this as it would have been very intensive and was not sustainable. But there were also climatic pressures too. The farmers at Ceide would have enjoyed a relatively dry period, but this began to change and the conditions became wetter as there was a lot more rain. It was these conditions that encouraged the bog to form over the area which survives today. So now I’d like to show you some …

39.問題文のdecline in — qualityと音声のbecome less productiveが一致させられたかがポイント。音声ではsoilが主語になってbecome less productiveよりも先に話されるので会話全体を聞き取れなければ答えられない。

40.前の問題39で何かのクオリティが下がった一方で、何かが上がった。下がったクオリティと上がった何かによって結果として農業は減衰した。問題文のincreaseが音声ではmoreに言い換えられていることに気づけたかがポイント。

Table, Flow-chart, Summary completion questions

記述問題2

実践問題(IELTS公式問題集19 Test 4 Part 1)

official19-text

👈IELTS公式問題集19 Test 4 Part 1 (Q7-10)はYouTube動画の 5ː13~

ワンポイントアドバイス

空欄に入る単語を聞き取る問題では、“どの情報/単語を聞き取ればいいのか”音声が流れる前に問題文を先読みして把握する。

7問目:「Bakery sectionで使うラベルの特徴(色?形?etc)を答えるんだな!」

できれば問題文のキーワードから音声の状況(イラスト)をイメージする。

空欄の近くのキーワードにはアンダーライン(ペーパー試験の場合)を引く。

5問目か6問目の間に少しだけインターバルがあるので最低でも5問目までは先読みする。

聞き取れなかったら潔く捨てる。聞き取れなかった1問に気がとられて(凹んで)その後の問題に影響しないようにする。

IELTS公式問題集19 Test 4 Part 1

Official19-part1-table

スクリプト(書き起こし)

KAEDEN

So, Charlotte, your tasks today are in the bakery section, on the sushi counter, and on the meat and fish counters. The first job is to check sell-by dates on the bread and cakes. If any of the dates are today’s, put a new price label on the packaging.

CHARLOTTE

What if any of the labels are yesterday’s dates, or older? Do I throw those items away?

KAEDEN

Yes, but that shouldn’t happen – we check the stock every day. When something needs a new price label, put a yellow one on the package, next to the original price.

CHARLOTTE

OK.

KAEDEN

After that, you’ll go to the sushi takeaway counter.

CHARLOTTE

Will I be preparing boxes of food?

KAEDEN

For today, you’ll just be helping the staff.

CHARLOTTE

Yes, of course.

KAEDEN

You’ll see lots of flat cardboard boxes at one end of the counter. Beneath those is where we keep the plastic boxes – we run out of those really quickly, so you should bring more from the storeroom.

CHARLOTTE

Is that my only task on the sushi counter?

KAEDEN

No. You also need to clean the area where they prepare the dishes. There are cloths and bottles of spray by the sink. Oh, and please make sure you clean that too.

CHARLOTTE

Sure. That’s important, isn’t it?

KAEDEN

Absolutely. But you mustn’t wash up knives. You have to do some training before you’re allowed to touch sharp objects.

CHARLOTTE

What should I do if there are any?

KAEDEN

 Ask someone to put them in the dishwasher.

CHARLOTTE

OK, thanks. I don’t want to get anything wrong.

KAEDEN

Don’t worry. You’ll be fine. And I’ll be around to help.

CHARLOTTE

Right.

KAEDEN

Finally, the meat and fish counters. You need to clean the area where staff serve customers, including wiping the weighing scales.

CHARLOTTE

OK. Anything else?

KAEDEN

The fish is laid on ice, but when that starts to melt, you’ll need to get more from the cold-room.

CHARLOTTE

I know the staff on the food counters wear a hat. Will that be the same for me?

KAEDEN

You won’t be serving customers directly, so no. But make sure you put on thermal gloves when you take anything out of the cold-room. The temperature’s low enough in there to get frostbite from touching things.

CHARLOTTE

Understood.

Sentence completion questions

記述問題3

記述問題注意点

固有名詞や年号はそのまま話されるが、その他のキーワードの単語は同意語に置き換えられている場合が多いので、キーワードをそのまま待ち受けてしまうと聞き逃してしまうので注意。

空欄に入る単語は複数のSや三人称単数のSなど文法上正しい形で入る。特に単数/複数はよく回答用紙に転記するときによく確認する。迷ったら音声を聞いている時に聞き取った自分の耳を信じる。

その他ポイント

最初に空欄に入る単語数や数をまず確認する。タイトルがあれば必ず確認する。

名前のスペリングはw (dʌb.əl.ju)かdouble (dʌb.əl)の聞き取りに注意。w (dʌb.əl.ju)はダブルユーに近い発音になる。

Willowという人の名前は、エルの連続(ll)は”double l (dʌb.əl el):ダブルエル”になる場合がある。それか、”l(el) l(el):エルエル”と2回エルが発音される。

wはw (dʌb.əl.ju:ダブルユーに近い)の発音。Willowの”Wi:W(dʌb.əl.ju)→i(aɪ)”を聞いたときに、i(aɪ)が二つ連続した”ii:ダブルアイ”と聞き取らないように、wとdoubleの聞こえ方に慣れておく。(double (dʌb.əl)の発音:下のYouTube 人の名前 2:25/7:22参照、w (dʌb.əl.ju)の発音:下のYouTube Emailアドレス3:00/9:39参照)

電話番号は基本11桁 。22など同じ数字が続くときは22(two, two)かdouble 2と言われる。特にdoubleがきたときには瞬時に22と思い浮かばずに聞き逃す場合が多いので、d2など自分でメモの仕方を決めておく。

人の名前

double (dʌb.əl)の発音 : 2:25 / 7:22

電話番号

Emailアドレス

アルファベット・数字の発音:2:17-4:10 (Wの発音: 3:00) / 9:39

選択問題

選択問題の解き方

選択問題はどんな問題でも、選択肢のキーワードにアンダーラインを引き、音声を聞く前に何を聞き分けるのかを把握しておく。

特にPart 3では選択肢の特徴/違いを音声を聞く前に意識して、ひっかけに備える。

頭を下げて単語を一語一語聞き取ろうとするのではなく顔を上げて全体の内容を理解する気持ちで解く。

分からなかった場合記憶を辿ろうとして時間を無駄にしない。分からなかった場合、聞き取れた単語が入っている選択肢はひっかけの可能性が高いので、それを除いてカンで答える。とにかく音声を聞く前の先読みの時間の確保が大切。

Multiple choice questions

問題に対して会話の内容と一致するものを選ぶ問題

問題を解くコツ

リスニング選択問題

アンダーラインしたキーワードをもとに「人口の半分」、「最も大きな都市」、「2倍の速さで成長」のどれに2人はsurpriseしたかを意識しながら聞く。

Multiple choice questionsのひっかけの特徴

複数の選択肢のことが会話で話される。

リスニング選択問題例

この問題だと必ずこのA, B, CのことはJohnとChrisの間で話される。

「インターネットのあるサイトは、coastal citiesにworld’s populationの約半分(half)が住んでいると書いてあるけど、この情報は本当かな?」(Aへのひっかけ)

John

  John

「それは本当か分からないけど、coastal citiesはother citiesに比べて海上交通の利便性がよくて成長は2倍(twice)くらい速い(fast)ことはよく知られているし、実際に世界のmost of the biggest citiesは沿岸部につくられているというのは驚きだね。」(B:正解、Cへのひっかけ)

Chris

  Chris

「確かにそれは自分も知らなくて驚いたよ、Londonのような内陸部の都市に住んでいると分からないことだね」

John

  John

このように、選択肢の内容は全て会話で語られることが多く、音声の同意語が使われている選択肢が正解になる場合が多い。(音声biggest → 選択肢largest)

選択肢で使われている単語と同じ単語が聞こえた場合、その選択肢はひっかけの可能性が高い。全体を理解できないと聞こえた単語を含む選択肢が正解に見えてくる。

Matching information questions

ボックスの中から各問題にあう答えを選ぶ問題

問題を解くコツ

  • 問題のキーワードにアンダーラインを引く、ボックス内の選択肢のキーワードにアンダーラインを引く。
  • キーワードは名詞と形容詞。
  • 問題のキーワードとボックス内の選択肢のキーワードの同意語を頭の中に思い浮かべる。
  • 問題番号の順番に話される。
Matching-information-questions例

Matching information questionsのひっかけの特徴

問題のキーワードとボックス内の選択肢のキーワードは必ず要約されていたり、違う単語で言い換えられている。

11 whale watching: there are no place available for this afternoon’s trip → G fully booked today

12 nature walk:you’ll be provided with a drink and a hamburger D food included

13 bicycle trip:it’s a 1000-meter drop in just 10 kilometresA all downhill

14 local craft tour:it’s completely free E no charge

15 observatory trip:we’ll head down to Brighton beach, where you can have a dip in the ocean F swimming available

16 horse riding:it’s a good experience even if you’ve never been on a horse B suitable for beginners

Map, Plan, Diagram labelling questions

地図や図面などを見て問題のものがどこにあるかを答える問題

 問題を解くコツ

  • すでに書いてある建物や道名をすべてどこにあるか音声が流れる前に把握しておく。
  • 書いてある道や建物の名前(固有名詞)は音声を聞く前に頭の中で発音しておく。急に— Roadや— Streetなど初めて聞く道の名前をいきなり聞いても探せない場合が多い。
  • 地図に方位が書いてある場合は、North, East, South, Westを書いておく:聞きながらだとEastとWestがごっちゃごちゃになる場合があり、方向を失う。
Map例

Map, Plan, Diagram labelling questionsのひっかけの特徴

  • 道の分岐点などでどちらに進んでいるか分からなくなる場合が多い。
  • 図の中の特定の場所を示す情報は細かく話される一方で、問題に関連した場所についてはあっさりと1回だけ話される場合が多い。
  • 地図によく使われる前置詞はしっかりと抑えておくこと。
End